水郷松江市のシンボルとして市民に親しまれる松江城。国指定重要文化祭である天守閣からの眺めはすばらしく、眼下の町並みや宍道湖までも見渡せる。また、松江城山公園は「日本さくら名所１００選」に選ばれた桜の名所で、市民の憩いの場としても親しまれている。
随所に段差などがあるが、事前連絡すればスタッフの方に対応していただける。また、車いすのままで、二の丸上の段まで回り道で上がる事ができる。二の丸上の段からは石段昇降用車いすも導入しているが、本丸までで天守閣には登れない。利用の際は必ず予約が必要（0852-21-4030）

松江城の周りにある内堀と外堀を１周５０分で巡る遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」乗船箇所は３ヶ所あるが、船の横までスロープが設置してある乗船場は「松江堀川ふれあい広場」だけとなる。遊覧船には、車いすのまま乗船することはできない。
車いす使用者が乗船する際は、車いすを降りて、乗船することになる。船頭さんにサポートしていただくことも可能。船は途中１０か所以上の橋を渡る。その内４つは橋げたが低く、その際は船の屋根を下げて通ることに。かなり低く下がってくるが、出発前に「これくらい下がります」と、一度試してみてから出発する。体の姿勢や座位が保てない方にはサポートがある方が望ましい。
遊覧船乗場までスロープが設置されている。

島根県松江市にある世界最大級の室内ガーデン。園内は屋根付きの歩廊で連結された「全天候型」のパークがある。年中満開のベゴニア・フクシアを中心とする花の別天地が楽しめる。また、２つの鳥の温室をはじめ園内各所ではたくさんの鳥達と会うことができる。
全館スロープ対応。傾斜がきつい所もあるので、車いすの方はできるだけ介助の方の同伴がいた方がよい。敷地内のレストランや売店はバリアフリーになっている。

カラコロ工房は、旧日本銀行松江支店を改築・増築し、創る・見る・味わうを一堂に楽しめる観光施設になっている。カラコロ工房の由来は、明治の頃、松江を代表とする文豪、小泉八雲が松江大橋をわたす下駄の「カラコロ」と響く音に深く心ひかれたというエピソードから取ったもの。製造・販売一体型の工房や、レストラン、喫茶店などの店舗が多数出店し、ガーデンテラスや教室内では、コンサートや個展、体験教室などのイベントが開かれている。
車いす使用者でもほとんど問題なく利用できる。身障者トイレも２か所あり、安心。

体験工房では、ビーズや革ひもなどを組み合わせて作る勾玉を使ったオリジナルアクセサリーが人気。車いす使用者でも勾玉づくり職人がサポートがあるので、問題なく勾玉づくりをすることができる。めのう細工職人指導のもとで、勾玉づくり体験ができるのは、全国でも伝承館だけ。