カラコロ工房は、旧日本銀行松江支店を改装した「創る、見る、味わう」を楽しむことができる観光スポット。和菓子作りやアクセサリー作りなど沢山ある工房体験から、出雲らしい「勾玉づくり」を体験することができる。

勾玉づくりは、お店の方に親切に対応してもらいながら白い石を紙やすりで削っていく。石をうまく固定できない方でも、きっちりと押さえてもらうなどのフォローもしてもらえる。

カラコロ工房内には、車いす用トイレは２か所配置されている。

松江城の周りにある内堀と外堀を１周５０分で巡る遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」は車いす使用者も多く楽しんでいる観光スポット。カラコロ工房からは、整備された歩道を歩いて５分～１０分程度の距離。乗船場まで一部階段状になっているが、船頭さんにサポートしていただくことが可能。船は途中１０か所以上の橋を渡る。その内４つは橋げたが低く、その際は船の屋根を下げて通ることに。かなり低く下がってくるが、出発前に「これくらい下がります」と、一度試してみてから出発する。体の姿勢が保てない方にはサポートがある方が望ましい。

遊覧船乗場までスロープが設置されている。

倉吉では、趣のある白壁土蔵群の町並み散策がお勧め。また、名物料理「もちしゃぶ」も外せない。薄く切った板状のもちを、上品な味わいの出汁にしゃぶしゃぶと泳がせ野菜を包んで食べれば、至福の一時が味わえる。

町並みの中には、過去グッドトイレ１０選にも選ばれた多目的トイレもあり、安心して旅を楽しめる。

駅からは福祉タクシーを利用して、中国庭園・燕趙園へ。燕趙園は、鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして建設された中国庭園。

ドラマ「西遊記」で一部ロケ現場として活用された施設で、園内は一部に段差があるものの特に問題なく移動が可能。園内の屋台では、飲茶も味わえるのが嬉しい。

鳥取駅からは、バスの砂丘線（一部ノンステップ）や、福祉タクシーなどを利用すると、約２０分で到着できる。砂丘の入口にある、サンドパルとっとりにはサンドバギーが常時配備されているが、自走できないのでサポートが必要。

「馬の背」と呼ばれる鳥取砂丘最大の丘から日本海を望めば、次は海の向こうへチャレンジしたくなるかも。